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2019年06月 Archive

6月18日(火曜日) 1978年のきょうのLOGから

 久しぶりに昔のLOGを覗いてみます。きょうは1978年6月18日、つまり41年前のきょうの記録です。いつものとおり、時間はJST(日本時間)、周波数(kHz)、局名と使用言語、受信状態(SINPO)の順で記述します。

1130 21590 Radio Pakistan Slow speed news in English 44444
1200 15405 Radio Yerevan English 44433
1230 83.75MHz Vladivostok Television (audio) Russian 35433
1400 21575 ORF Vienna German 25332
1400 21500 IBA Israel English 45444
1420 21540 Radio Kuwait English 35443
1500 21500 ORF Vienna German 34433
1500 21630 ORF Vienna German 34443
1530 9715 Radio Netherlands Dutch 24332
1545 21465 Radio Berlin Intl. English 35343
1545 21540 Radio Berlin Intl. English 34433
1625 21520 Swiss Radio Intl. English 44443
1625 21695 Swiss Radio Intl. English 44444
1630 21700 Radio Prague English 33443
1630 9520 NBC Port Moresby English 44443
2230 21535 Radio RSA English 44444
2230 21685 Radio Kuwait Arabic 44443
2230 21665 Radio Free Europe Polish 33433
2235 21530 BSKSA Jeddah Indonesian 43433
2320 21590 BSKSA Riyadh Arabic 44443
2430 15240 Radio Yugoslavia English 33433
2430 15300 Radio Yugoslavia English 43443

ハイバンド全開、といった感じでした。なつかしいです…

6月17日(月曜日) どうでもいい話ばっかりが 

 ネットを眺めていると、事件や事故、果ては政治問題に到るまで、どうでもいいような連中があれこれと自分の意見を発信し、それをメディアが取り上げて、あたかも何か権威があるコメントのように扱っていることに違和感を覚えます。ネットという世界では個人レベルでの意見や情報発信が大規模メディアと同様に行えるので、一度Headlinesの中に並んでしまうと、あたかもすべてが同じようなバリューを持っているかのように見えてしまうところもきわめて問題だと感じます。

 ある問題に対して、元●●知事のなにやらだとか、売れない物書きの誰々だとか、芸人の何とかだとかがそれぞれ持論を展開するのは勝手ですけど、大手メディアまでがそのような連中のことばを時に大きく取り扱うのは一体どういうことなのか。大手メディアも自分たちの情報発信力が乏しくなっていることを、さまざまな連中による無責任な発言で補おう、あるいはそれらに阿ることで読者を確保しようと考えているのではないかと思ってしまいます。そして、そうした記事は、新聞社や雑誌社がカネを払うことで、検索サイトのニュースラインナップの上位に表示されることになります。これを読んで、情報を鵜呑みにする人たちが多ければ多いほど、扇動作戦は効力を発揮します。悪意をはらんだ無責任な意見や発言が力を得てしまいます。

 個人による発言が記事になるほどニュースが枯渇しているかというと、決してそうではありません。国会をめぐる動き、外交の動きなど、きちんと伝えるべき情報は山ほどあります。大阪での警察官襲撃事件も大事ですが、だからといって犯人がつかまったのにダラダラとその話題を垂れ流し続けるワイドショー。一国の総理大臣がお笑い劇場で媚を売っているさまを何の批判精神も持たずにタレ流すニュースショー。ほかに時間を割いて伝えるべきトピックがあるのに伝えない。日本は世界でも有数のメディア後進国だといわれていますが、最近の状況を見ていると目を覆いたくなるような体たらく。あまりにも視聴者、ネットユーザーをバカにしていると感じるのですが、所詮この国の民度にはこの程度のメディアクウォリティーが合っているのかも。

6月16日(日曜日) 古い名刺を整理していたら 驚きの事実が…

 身の回りの紙類を整理していると、自分が就職した当時に出会った人たちと交換した名刺がたくさん出てきました。一度整理した記憶があるのですが、おそらく重要なものは捨てずに残したのだと思います。

 その中で、就職してから数年後、つまりいまからおよそ30年ほど前にいただいた一枚の名刺を目にして、驚きました。その名刺にはجمال أحمد خاشقجي と書かれています。裏面の英語表記は Jamal Khashoggi です。そうです、2018年の10月にイスタンブールのサウジアラビア総領事館で殺害されたとされるサウジアラビア人のジャーナリスト、ハーショクジー(カショッギー)氏です。名刺に書かれている肩書きはDeputy Editor-in-chief of Arab Newsとなっています。

 当時、名刺を交換しても会った日付や相手の様子を名刺にメモするという習慣を身につけていなかった(社会人としてはまずいです)ので、正確にいつ会ったかは記憶がないのですが、おそらく日本政府がアラブ世界の若手ジャーナリストを定期的に日本に招聘する、交流プログラムの一環として来日していたグループの一人だったと思われます。会った場所までは記憶にありませんが、サウジアラビアだけでなくパレスチナやヨルダンなどのジャーナリストも一緒だったような…

 人と人との出会いというのは本当に不思議なもので、ハーショクジー氏がおととしあのような大事件の渦中の人物となるとは、名刺を交換した際には想像だにできなかったことでした。古い名刺を見返してみると、意外な人に出会っていたことがわかります。逆に言うと、多くの人たちに出会っても、それがたった一度で終わってしまうケースが多いということでもあります。仕方がない面もありますが、もったいない話ですね。

6月15日(土曜日) 情報を鵜呑みにしてはいけない

 また更新が滞ってしまいました。公私共に何かと週末が忙しく、ついつい書き込みがおろそかになってしまいました。

 さて、ここのところイラン、アメリカ、日本をめぐるニュースが乱れ飛んでいます。日本の首相がイランの首脳と会談したかと思えば、アラビア湾(ペルシャ湾)で日本の船舶が何者かに攻撃されるし、アメリカはイランが犯人だと言っているし… きな臭い話です。

 この手の話が出るたびに思うのは、2001年のいわゆる911事件とアフガニスタンへの米軍主導の武力攻撃、その後2003年のイラクに対する米軍などによる攻撃を思い出さずにはいられません。

 ご存知の通り、2001年の9月11日にニューヨークのツインタワーに航空機が突っ込んだ事件後、犯人グループとされるアル・カーイダのメンバーを引き渡さなかったという理由などで、アメリカなどがアフガニスタンのターリバーン体制を武力で攻撃しました。2003年にはイラクが大量破壊兵器を所有しているという理由で米軍などがイラク攻撃を行いました。2011年には化学兵器疑惑やシーア派とのつながりなどを理由にシリアを空爆。そして今回は、アメリカが「イランが中東地域の不安定を煽る脅威だ」と盛んに宣伝をしています。

 アフガニスタンのターリバーン体制については、犯人グループをかくまっていたのかどうか(アフガニスタン国内にいたかどうか)ははっきりしないまま、武力攻撃が行われたわけですし、イラクに到っては実のところ大量破壊兵器は存在しなかったという結論が後になって出てくる始末。シリアについても、結局何が何だったのかがわからないままいまだに混乱は収まらない状況です。ではイランはどうでしょうか。

 アメリカは、中東の不安定要因をイランが作り出していると繰り返し述べています。アラビア半島のイエメンの反政府グループ「フーシー派」はイランの支援を得てイエメンのみならず隣国のサウジアラビアに対して武力攻撃を繰り返しているとも述べています。核兵器をひそかに開発しているのではないかという疑惑も取りざたされています。そして、今回のアラビア湾(オマーン湾)での船舶への攻撃もイランに責任があると…

 事実はどうなのか、実際に現場を見たわけではないので断定的に話をするわけにはいきませんが、アメリカ側の主張に必ずしもすべて信憑性があるわけでもないようです。たとえばイエメンの反政府グループ「フーシー」によるサウジアラビアなどへのミサイル攻撃一つとってみても、現時点では周囲をサウジアラビア、オマーン、イエメン南部には反フーシー勢力…と事実上周囲を囲まれた状況にあって、アメリカなどが主張するようにイランから大量の武器をどうやってイエメンまで運べるのかは疑問です。イエメンの首都サヌアとイランの地方都市を結ぶ民間航空便があるとの情報もありますが、とはいえそのような民間機で武器の部品を大量に輸送することはなかなか現実的でもなさそうですし、万一そのような事実があるとして周辺国が見逃すはずもないと思うのです。

 オマーン湾での船舶への攻撃にしても、アメリカ側はイランの革命防衛隊が船舶にとりつけた爆発物を外した様子を収めたものだとする映像を公開していますが、そもそも革命防衛隊が世界の注目を浴びている「その場所」にノコノコと出向くかどうか、と考えると、なんとなく非現実的な気もします。船舶の乗組員は何かが飛来したと証言する一方、アメリカ側は機雷による攻撃だったと主張するなど、証言に食い違い(これはかなり重要な食い違いだと思います)が出ています。アメリカ、あるいはアメリカの意を汲んだ政府あるいはグループが何らかの行動を起こしたという「陰謀説」もあながち否定できないかもしれません。

 誰がウソをついているのか、そしてその背後に何があるのか。事実はまだ霧の中ですが、今回の騒動で得をするのは誰かをじっくり考えると、いくつかの可能性が見え隠れします。

 アラビア湾での船舶の航行が妨害されることにより、原油の供給に支障が出るリスクに世界が反応し原油価格が上昇すると、イランだけでなくサウジアラビアなどの産油国も得をすることになるかもしれません。

 一方、イランがイエメンの反政府派を支援していることをよく思っていないサウジアラビアやアラブ首長国連邦は、イランが湾岸・アラビア半島地域の不安定要素になっていることを国際的に強く印象付けることにより、自分たちが行っているイエメン反政府派への空爆を正当化するでしょう。そしてサウジアラビアに亡命中の「正統政府」がサヌアに復帰することにつなげていけると… 
 
 アメリカはイランを一方的に悪者に仕立て上げることで、制裁強化をより実効性の高いものとし、シリアやレバノンの親イラン勢力とのつながりを弱体化させ、ひいてはイスラエルへのこれら勢力による脅威を減らすことにつなげていきたいでしょう。しかも、親米のサウジアラビアやアラブ首長国連邦は、イランを締め付けることによって裏庭であるイエメンの問題も片付けたいし、湾岸のそのほかの王国ではイランの影響(シーア派勢力)による政情不安のリスクをより小さくしたいでしょう。

 要するにアメリカ側にとっては理由は何でもいいのです。イランをけん制し、締め付ける理屈はいくつあってもよいわけです。事実無根だとしても言ったもの勝ちです。そんな中でイランとアメリカの間を仲介しようと、このタイミングで税金を使って現地に赴いた日本の首相の存在はとても小さいもののように見えてきます。問題はもはや二国間関係にとどまりません。もし仮にこれでアメリカがイランを武力攻撃したら(あるいはアメリカの手先が武力を使ったら)… 今後の成り行きを注目していきましょう。

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