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12月30日(土曜日) 今も(今だから?)笑えるミニFM局の番組

 いわゆるBCLを趣味としている(していた)みなさんの中には、自分でミニFM放送局を運用していたという方もおられるのではないかと思います。

 私も中学のとき、近所の友人たちとミニFM局遊びを楽しんでいました。かつては電波についての規制が今よりも若干緩かったこともあり、近所に電波が届くFMトランスミッターがいくつか発売されていました。私をはじめ数人の友人がSONYから発売されていたTMR-2というFMトランスミッター(モノラル)を購入し、テープレコーダーとつないでミニFM局を開局しました。

 毎週土曜日の夜に午後8時から一人30分ずつの持ち時間があり、それぞれの局が他愛も無い話や音楽を電波に乗せていました。周波数は76~80MHz付近。番組表を作成し、当時聞こえていたラジオの受信音なども披露していたように記憶しています。但し、そこは中学生の遊びです。番組内容は番組表どおりには出るわけがなく、たびたび脱線したり、ドリフの「8時だよ 全員集合!」が面白いというので放送を中断してテレビタイムになったりと、相当ファジーな内容でした。面倒なのでドイチェ・ヴェレの日本語放送を中継したままにしてテレビを見てしまうこともありました。

 とはいえ、このミニFM局遊びは少しずつ洗練されていき、しばらく後には友人のトランスミッターの電波を受信し、それを自分のトランスミッターで再送信する、いわゆる「中継放送」まで行うようになりました。サービスエリアは、中継放送によって格段に広がり、おそらく半径4~500メートルのエリアで番組を聞くことができたと思われます。なぜ受信範囲がわかったかというと、当時は中学生であった上に今ほど個人情報管理が厳しくなく、番組の中でリクエスト募集の電話番号をアナウンスしたりする仲間がいて、その番号に本当にリクエストが寄せられたことがあったからです。これには放送を担当していた友人はたいそう驚き、しかもリクエストといってもそんなレコードがあるはずもなく、結局は電話に対するお礼と、友人が一方的に選んだ歌を流すことでお茶を濁したのです。音楽をリクエストしてくれた人は、その人以外にも地域のお医者さんで無線免許も持っている先生も番組を聴いているらしいことを教えてくれました。しかも、番組を聴いて「楽しいので笑っている…」と。

 そんなミニFM局遊びも、高校受験の時期を前に勉強に集中するために残念ながら廃局。その後私は引越しをしたことで、高校入学後もFM局を再開することはありませんでした。

 ミニFM局遊びの中で、今も伝説(笑)となっている番組があります。私が担当している時間帯に、友人たちと制作した極右と極左のパロディー放送を15分ずつ流したものです。極右のパロディーは、軍艦マーチで放送を開始して、ニュース、和の文化を重んじるというテーマによる講話、謡曲「高砂」、君が代で終了。極左のパロディーは、ニュース、善隣と友好、社会主義プロパガンダ、観光情報と続き、インターナショナルで放送を終了… という内容でした。いま聞いても面白いのは、当時の中学生が左右双方の主張をある程度理解し、パロっていて、それが皮肉にもいまの世相に重なるという点です。特に右派の放送を聞いていたら、竹島問題や北方領土問題、それに核武装論などが出てきて「これって一体何時の録音だろう?」と思ってしまうようなテーマ設定で、そのまま今流しても成立するかもしれないと思えるのです。笑って聞けて、でもその後に考えてしまう… そんな番組が40年以上前に中学生が遊びで運用していたミニFM局で放送されていた、というと何だかカッコよくないですか 笑

 この番組の録音はいまも手許にありますが、ウエブ上で流すとシャレにならないので、封印ですけど。

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