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4月11日(木曜日) スーダンの政変劇

 スーダンで30年あまり続いたバシール政権が崩壊し、暫定政権が樹立されました。パンの値上げが引き金となったといわれる民衆デモが去年12月から続いていて、国内情勢が混乱する中、バシール前大統領の身柄が拘束され、独裁が終わったという形です。

 11日の午後からスーダンの国営ラジオは愛国歌と軍による行進曲を流していました。テレビ放送も通常番組をすべて中止し、軍による吹奏楽(短いフレーズが繰り返される、まるでインターバルシグナルのような楽曲)が延々と流れました。画面にはスーダンの国章が表示されていました。ラジオは短波7205kHzでも送信が続いていると、エジプト・カイロのTarek Zaidanさんから連絡をもらいました。また、ラジオ、テレビともインターネットのライブストリーミングは落ちずに継続しています。

 日本時間の夕方になって、暫定政権が軍によって樹立され、イブン・オウフ国防大臣が一回目の声明を読み上げました。この模様は繰り返しラジオ、テレビで放送されました。その中で、非常事態宣言と夜間外出禁止(22時から4時まで)、陸海空の国境の閉鎖などが打ち出されるとともに、政治犯の釈放が宣言されました。

 一方、反バシール政権の立場でアメリカからスーダン向けにインターネットで放送を行ってきたネットラジオ局、Voice of Sudanは、こちらも通常番組を中止し、愛国歌とスーダン国歌を繰り返し流しつつ、「国営ラジオ、テレビが伝える情報は、いまなお新しく樹立された暫定軍事政権の都合のよい情報しか伝えていない」と、バシール後の国内情勢を注意深く見守る姿勢をみせています。

 国際メディアは、記者やリポーターのスーダンへの出入りができない(国境が一定期間封鎖されている)状態にあることから、現地からの情報を十分に映像で伝えられていないようです。アラビア語による国際テレビチャンネル、Al-JazeerahやAl-Arabiyahなども現地からの中継映像はあまり多用せず、むしろ電話による現地リポートに重きを置かざるを得ない状況にあるようです。

 スーダン情勢については暫くの間チェックしていきます。

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