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10月16日(水曜日) 見えなければそれでいいのだ

 ことしの8月、東京のとあるコンビニでネズミが出たというのでその店舗が休業を余儀なくされたというニュースがありました。覚えている方もいらっしゃると思います。

 ネズミが出たというSNS動画がきっかけだったのですが、8月のある日このコンビニが突然営業を休止したときには、周囲の人びとはまだ営業休止の理由がわからずにいました。その後、SNS動画がニュースで取り上げられて初めて、営業休止の背景を知ることになりました。

 都会にはネズミやらゴキブリやら、その他得体の知れないものがいっぱいいるので、コンビニのネズミの一件など氷山の一角。動画を見てワ~ワ~騒いだ連中の家のほうがもっと汚いかもしれないのに、人間とは勝手なものです。

 そのコンビニ、ネズミの一件からすでに2か月以上経過しているにもかかわらずまだ営業を再開できていません。聞くところによると、まだネズミの駆除をしているのだとか。しかし、実はこのコンビニは大きなビルの1階に位置していて、その上の階には「おしゃれ」な飲食店がたくさん入っているのです。当然のことながらコンビニだけが駆除をしたとしても、他のテナントにはまだウジャウジャネズミがいることは想像に難くありません。上の階からネズミは「還流」してきます。

 都会のネズミにはいくつか種類があって、有名なのはドブネズミとクマネズミ。ドブネズミは水平移動は得意ですが、垂直移動は不得手だといわれます。主として排水管やら地ベタを這いまわる。一方のクマネズミは垂直移動も得意。どんどん高いところに昇っていきます。コンビニで見かけられたネズミはクマネズミだとされているようですから、こうなると8階建てのこのビル全体がネズミの巣窟になっている可能性大です。

 今回の一連の流れを見ていると、コンビニだけをスケープゴートに仕立てて、あとは知らんぷりを決め込む人々の姿も垣間見える気がします。コンビニの営業休止のニュースの後も、2階以上にある飲食店はまるで何事もなかったかのように営業を続けています。ネズミのネの字もありません。たまたま運悪くSNSでネズミが走り回る店内の様子がアップされたことで、コンビニは営業休止に追い込まれましたが、他の飲食店ではたまたま厨房内を走り回るネズミの姿は撮影されていないようです。ならばなかったことにしようと。1階のコンビニにネズミが出た⇒うちも危ない⇒実際にネズミが出ている?⇒でも表沙汰にならない⇒みんな知らない⇒このビル全体のことだとは皆思わない⇒ならば知らんぷりを決め込もう そんなところでしょう。

 そして、不幸にもこのビルの飲食店を訪れている客は、ひょっとしたら夜中にネズミがかじった野菜やら肉やらを口にさせられていることも知らずに、楽しい時を過ごしているのかも… 客は、ネズミがコンビニだけにとどまっているとでも思っているのでしょうか、それともネズミごときで騒ぐなんてナンセンスだと達観しているのでしょうか。あるいはニュース自体を知らない? 

 まさに臭いものに蓋。知らぬが花。あ、そうそう、人の噂も七十五日という言葉もあります。何でも忘れて能天気に過ごす日本人にぴったりの言葉です。となると、コンビニも10月下旬には営業再開するのかも。

Comments: 3

KAUNAS URL 2019-10-19 Sat 22:58:15

Hirさま、おーとさま

 はい、わたくしも汚い店やら汚い食べ物には慣れております。一番の思い出は、イエメンのアデン近郊の汚~~~~い食堂(おばちゃんがやっている小屋みたいなところ)で、ピラフ(カレー味のビリヤニライスのようなもの)を食べたときのことです。イエメンのタイズからアデンに向かう道中、昼食をとる場所なんてどこにもない中、その小屋が食堂だということに気づきました。メニューはピラフしかないということで、とりあえずそれを注文。ほどなくして運ばれてきたピラフには、干しブドウがたくさん乗っていました。でも、何だか様子が変。皿の上で手をぱちんと叩くと干しブドウが一斉に飛んでいきます。そうです、干しブドウのように見えていたのは大量のハエだったのです。さすがにドン引きしましたが、そこで食事を摂らないとどうしようもないタイミングだったので、まぁとりあえず上の部分だけ除けて食べました。結果的には何の健康被害もなく、腹も壊さずでした。ネパールのカトマンズからチトワンに向かう道路の脇の婆さんが経営していた小屋のような食堂でも同じようにダルバートという定食(確かかぼちゃの茎の煮たものとカレーだったと思う)を食べましたが、その食堂もかなりの汚さ。でも何も問題ありませんでした。
 ということで、わたくしも「ごちゃごちゃ騒ぐな」という言いたい派なのございます。人間、そんな簡単に腹を下すことはないのだと悟っております。汚い店ほど味がよかったりもしますし。
 でも、ですねぇ、Hirさま、おーとさま、わたくし の3人が特殊なのであって、たいていはちょっとコバエが料理に入っているだけでギャーギャー騒ぐ人のほうが多いのだろうと思いますよ。

 店主敬白

おーと URL 2019-10-19 Sat 21:35:26

私はド田舎の貧乏な家で育ったので、泥が付いても払って食べろ、腐っていてもその部分だけ除けて食べろと言われ続け、今でも床に落とした食べ物や箸を捨てることができません。台北へ行くと必ず訪ねる蒸し餃子屋さんは汚い店で、店の前を巨大なネズミが走り回っていますが、余り気になりません。欧州の街の市場でも商品の果物の上をネズミが走り回っていたことがありました。
勿論、清潔に越したことは無いんですけど、潔癖過ぎるのも如何なものかと…。私の職場にもドアノブを触れない(ハンカチを被せるか、触った後で手をアルコール除菌する)女性がいますが、そういう人に限って人前で思い切りクシャミしたりするんですよね(笑)。
我々自身がみんな毎日糞尿を垂れ細菌を蒔き散らしていることを自覚すべきだと思います。

Hir URL 2019-10-17 Thu 21:43:10

数年前、ベトナムの流行っているレストランで、厨房を走り回るネズミを見て驚いたことが有ります。数人いるシェフは全く気にせずに黙々と調理をしておりました。家族のテーブルから手洗いに行く途中に、厨房が丸見えで見てしまいました。もちろん、食事中の家族には何も言わずに内緒にしてます。。。。。。
火が通ってたらまぁいいや、です。もっとも新興国には感染症ウイルスがつきものなので、生水、氷、生野菜だけは注意しています。冷麺の水か氷にあたって1週間苦しんだこともあり、中韓といった近隣の国でも要注意ですね。

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