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10月26日(土曜日) 弱いものいじめ

 テレビのニュースを視ていたら、芸人の脱税事件が大きく取り上げられていました。故意であれ過失であれ、国民の納税義務を怠ったという点では反省を求められることに違いありません。

 一方、きょうのニュースでは政治家の選挙違反疑惑についても報じられていました。こちらのほうは、選挙区の人間などに付け届けや香典を違法な形で送っていたらしいという話で、それも慣習化していたとか。

 でも各局のこれらのニュースの取り上げ方を見ていると、えもいわれぬ違和感を抱かざるを得ません。個人的には後者、政治家の法律違反行為疑惑のほうが、それが事実だとしたら罪がきわめて重いと感じています。まぁ大臣があっけなく辞表を提出したところを見ると、相当怪しいことは間違いないのでしょう。しかし、ニュース番組でのとり上げ方は芸人の問題のほうがオーダーの順位では上。しかもそれぞれの項目に割かれている時間もどちらかというと前者のほうが長い。

 正直なところ、芸人の脱税事件は問題行為であることは確かですが、政治スキャンダルを凌ぐほど大きく取り上げるべきなのか、そもそも「ニュース」としての重要度がそんなに高いものなのか疑問です。渦中の芸人の人気が高いから注目されるという理由はわかるとしても、だからといって国会議員、しかも大臣のスキャンダルよりもその問題のほうが大きなニュースになるとは… 

 考えるに、これも放送メディアの萎縮、忖度とも関連があるのだろうと。つまり、放送メディアは法律によって公正な放送を求められ、それが行われていないと判断されれば(時の権力が判断する)免許を停止されるという、いわば権力に首根っこを押さえられているという弱みがあります。ヘイト情報やデタラメを垂れ流してもお咎めがない新聞とはそこが違います。特にここ数年放送メディアは権力の腐敗についての報道にきわめて及び腰であるように見えます。本来なら、今回の大臣のスキャンダルも大問題のはずなのに、攻撃の矛先が芸人の脱税に向けられている。弱いものいじめにしか見えないのです。災害の情報も十分に伝きれていない。政治家のスキャンダルを真正面から追及できない。弱いものに攻撃の矛先を向ける。放送メディアはもう少し襟を正して本来の役割を果たすべく努めるべきだと強く感じます。

 こんなことを言うと不謹慎極まりないですけど、大臣のスキャンダルは、芸人の脱税疑惑と各地の大雨の被害のニュースに隠れてしまって、当の本人やその関係方面はしてやったりとほくそ笑んでいるのではないかと勘ぐりたくもなります。

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